約2500年に及ぶ幾何学の歴史を、幾何学を「窓」になぞらえて俯瞰する。素粒子論屋から脚本家に転向した著者の作品は少ないものの逸品ものばかり。本作もしかり。むずかしそうなところを巧妙にバイパスして我々を飽きさせない。しかし著者が本当に書きたかった(知りたかった)ことは、現在の「窓」から見える風景ではなかったのだろうか。
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