総合評価:
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明らかな障がいをもった人を街で見かけた時、さっと視線をそらしてしまった経験はないだろうか。私には覚えがある。本書は、障がい者がより生きやすくなるために単に社会のサービスや、人々の理解を求めるものではない。障がいをもっている当事者のニーズが分かりにくく福祉は「正しい行い」であると信じられていることから、私たちが普段触れない障がい者を取り巻く現状を明らかにしている。対極にある印象を受ける経済学の視点で福祉を見てみることで、きっと障がいに対するイメージが変わるはずだ。 |
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