ニーチェが目指したのは、たんに道徳的な善と悪の概念を転倒することではなく、西洋文明の根本的な価値観を転倒すること、近代哲学批判だけではなく、学問もまた「一つの形 ...
ニーチェの思想の構造、とりわけその道徳批判およびこれに関連する独自の価値思想の理論的な筋道をとらえるのに最も役立つ一書。ニーチェ自身、自分の思想の世界に分け入ろ ...
著書の詳細な読解から、真理を否定したり価値相対主義で力を求めたのではないニーチェの真実をあぶりだす英米のニーチェ研究最前線。
大澤真幸・熊野純彦両氏の責任編集による新たな叢書、ついに刊行開始！「自らの思考を極限までつき詰めた思想家」たちの、思想の根源に迫る決定版。21世紀のいま、この困難 ...
... 道徳の系譜』「道徳の系譜」第 1 論文 4 ~ 5 番、信太正三訳、筑摩書房、 1993 年を指しているが、本訳の用語は原書の英文の意味に沿って同第 1 論文 10 番を参考にした] 16. Nietzsche , Genealogy , 36. [邦訳フリードリヒ・ニーチェ『善悪の彼岸道徳の ...
若き日の問題作『悲劇の誕生』から最晩年の『道徳の系譜学』や『ヴァーグナーの場合』まで、ニーチェの全著作を膨大な遺稿群も含めて隅々まで踏破し、ニーチェ思想のたどり ...
... 道徳の哲学においては非常に遅れることになった。キリスト教道徳の暗黙の了解の時代が長かった。もちろん、12 世紀ルネッサンス ... 系譜、善悪の彼岸などを書いている。ツァラトゥストラでは冒頭で神は死んだと書いてあって、キリスト教を全否定している ...