デカルト研究

本書はデカルトの主著『省察』をさまざまな視点から論じた八篇の論文から成っている。『省察』において展開される「神の存在証明」が「永遠真理被造説」を理論的支柱として ...

『思索私記』と『方法序説』(第1部)の読み方を中心に考察、前者では“デカルト哲学”の構築に向けて彼が模索した日々の思索の記録を丹念に分析し、後者では“デカルト哲学” ...

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「私が思う」という「コギト」がデカルト哲学の革新の源泉であるのは被造性をもっていないからである。しかし「私」がすべての他人でもあるためには、「私」を超えて神を設 ...

デカルト哲学の独創性とは? 初期ノートから『省察』まで、「理性」とその限界を体系的に解明する。

研究蓄積と読解技法のすべてをこの主著に注ぎ、デカルトの思考の息遣いに迫る碩学のコメンタリー。

デカルト哲学を中心に、その哲学史的文脈や影響などを多岐にわたる視点から考察し、17世紀の思想的転換の意義を探った長きにわたる研究成果である。書簡集の完訳など新たな ...