著者紹介

内容

目次

第一期日中社会学交流の里程標（景天魁） 　刊行を終えるにあたって（包智明） はじめに??全体構想と分析方法（中村則弘） 　1　目的・課題と編集方針 　2　研究手法のバランスについて??分析において留意した内容 　3　叢書の全体構成 　おわりに 序章　移動研究への視座（東美晴） 　第1節　はじめに 　第2節　近代??語られる旅と語られない旅 　第3節　グローバル化と移動 第1部　移動の歴史社会学 1章　移動する蘇北人の100年（西澤治彦） 　第1節　はじめに 　第2節　上海における蘇北人居住区 　第3節　蘇北（江北）というところ 　第4節　江北農村とパール・バック 　第5節　結びにかえて 2章　船を家として??江南河上の60年（東美晴） 　第1節　はじめに 　第2節　農民と運輸 　第3節　漁民の暮らし 　第4節　船と宗教生活 　第5節　おわりに 3章　漂流の文化から国人の文化へ??清朝末期の中国武術家の移動とネットワークを事例として（池本淳一） 　第1節　はじめに??武術の近代化と移動 　第2節　武術の発生と定着 　第3節　武術家の移動と武術の発展 　第4節　武術技術の移転と位置付けの転換 　第5節　おわりに??移動・移転と文化 4章　移動する商人??歴史からみるその移動空間（陳捷） 　第1節　はじめに 　第2節　近代中国における山西商人の移動 　第3節　浙江商人の開放性 　第4節　買辧の移動性 　第5節　中国企業所有システムの変動と労働力の移動 　第6節　結び 第2部　現代中国における社会変動と移動 5章　制度および文化としての「農民工」??継続するシステム（陳映芳） 　第1節　本研究の問題と中心概念 　第2節　制度の確立と変動 　第3節　第三身分の確立とアイデンティティ 　第4節　「農民工」制度の継続延長 6章　農民工「流動」子弟の教育問題（宮崎満） 　第1節　はじめに 　第2節　農民工「流動」子弟教育に関する政策の推移 　第3節　民工子弟教育の実情と課題??実地調査に基づく考察 　第4節　民工子弟教育の問題点と可能性 　第5節　おわりに 7章　開発事業と非自発的移動??三峡ダム住民移転はいかなる社会的文脈の下，遂行されようとしているのか（浜本篤史） 　第1節　はじめに 　第2節　ダム住民移転問題の二類型 　第3節　水没予定地住民の移転受け入れ論理と社会的背景 　第4節　どこにも行き着かない不満 　第5節　結語 第3部　観光をめぐる移動とまなざし 8章　現代中国における社会階層と観光移動の諸相（東美晴） 　第1節　はじめに 　第2節　分析の視点 　第3節　社会層とその傾向 　第4節　観光の選好性に関する分析 　第5節　階層と「観光のまなざし」 　第6節　おわりに 9章　ツーリストおよび観光ホストの目的地としての観光地??雲南麗江を事例として（根橋正一） 　第1節　はじめに 　第2節　ツーリストのまなざし 　第3節　麗江古城観光の観光資源 　第4節　古城観光地の観光ホストとしての銀工芸職人 　第5節　まとめ 結章　中国における移動の研究を構想する（根橋正一） 　第1節　本巻の構想 　第2節　水平的移動研究・空間移動 　第3節　移動する生業，漂白の人生 　第4節　移動研究の課題 全体結論（中村則弘） 　1　序言 　2　各巻の総括と若干の補足 　3　社会科学のパラダイムへの問い 　4　グローバリズムと東アジアにおける新たな社会の構想 　おわりに??『日中社会学叢書』＝在地東アジア研究宣言（王向華） 　索引 　編著者・執筆者・翻訳者略歴