扇面

扇面
  

(430×633㎜)
扇 (高さ222×幅513㎜)
山本皓堂
昭和14年(1939)63才頃か

軸寸法 縦約136センチ 約横67センチ
墨の濃淡を巧みに描き分けて、勢いよく伸びる松の枝を軽妙に速写している。
扇面を軸仕立てにしたものである。
制作年は不明であるが、おそらく愛媛師範学校を退官した昭和14年頃の作で、
その記念として扇面に絵を描き、贈呈したものの一つと思われる。
彫刻家であって、絵画にも堪能であったことがうかがえる作品である。

(C)2003.Ehime University Library